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『西荻夫婦』やまだないと
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西荻夫婦

著者の生活圏内、半径500メートル程を舞台とする私小説風作品。

西荻窪に住む、漫画家の夫・ナイトー先生とOLの妻・ミノワさん、
2人の夫婦の日常生活を淡々と描いた作品。

ときおり・・・
深い不安がおそってくるとしたら… 
それは一人になるさみしさというよりも…
たとえば
次に再認識するとしたら
死という場面しかないのではという 
肉親のように 
お互いの他人度が
うすれてしまう日々が来ること…
一人になると二人を感じる。
よかった、まだわたしたちは他人だ・・・


この作品の中で描かれるのは毎日繰り返される日常だけ、、、

事件も起こらなければ、
関係が崩れることもない、、、

ましてや、冒険にでることも、
恋をすることもない、、、

そんな夫婦の日常、、、

だからこそ、この作品の中には、
あたりまえの幸せや、
あたりまえの喜びや、
あたりまえの寂しさや、
あたりまえの切なさが、描かれている。
私たちのかけがえのない日常が、描かれている。

「好きな漫画家は?」と問われたら、私は「やまだないと」と答える。

やまだないと氏の他作品は"性"というテーマが色濃く描かれている。
その作品でやまだないと氏の作品を敬遠している方が居たら、
是非、この作品を読んで頂きたい。

ものを作る人間において確実に存在するのは、
その人の最高傑作といえる作品で、
やまだないと氏においては、この「西荻夫婦」に他ならない。

やまだないと氏は自らのHPにて、
西荻夫婦」についてこう語っている。

あんまりはしゃがず、
じっと気持ちを凝らしていると、
ぼんやりそれが見えてくる。
そんでわたしはそれを描く。
これ以降、わたしがまだ何か描けるかどうか、
今はさっぱりわからないのです。


、、、本書の途中、著者のコラムのようなものが掲載されている。

未だ二人は手をつなぐ。腕を組む。
彼のコートの感触はわたしの右手が覚えてる。
新しいコートの感触が予想できない。
ひとりで歩くことなんて考えられない。


私がこの「西荻夫婦」という作品と出会ってから、
だいぶたったのち、とある作家のエッセイの中に衝撃的な内容を発見した。

漫画家・やまだないと氏の旦那・K氏の葬儀に出席し、葬儀の中、
やまだないと氏は涙一つ見せることなく気丈に振舞っていた。


エッセイは「西荻夫婦」が書かれた、5年程前に書かれたものであった。
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